月日が流れ、夏休みに入った。
美菜子の答えはまだ出ず、
僕たちの勝負は続いていた。

「あっついな…」

僕は家で扇風機に当たりながら
ダラダラしていた。

「昂史!あんた体動かしなさい、ほら買い物頼んだよ!」

だり~。
部活入っときゃ良かったな。

「はいはい」


目的地の商店街に着くと
見覚えのある人がいた。