「あのな銀星、俺父親参観行けるみたいだぞ。」


「えっ!!ホンチョ!!」


「あぁ。でもな!!」


喜ぶ銀星に出した3つの条件


それは


一つ目は俺をレッドじゃなく桜汰と呼ぶ事

『なんで??』
って聞くからなるべく夢を壊さないように

俺がレッドって分かったら敵が来ちゃうから絶対にダメなんだって答えた

銀星は『うん!!』て嬉しそうに約束してくれた



二つ目はママには内緒

これは真面目な花穂ちゃんの事だからきっと気にして
銀星に止めなさいって言うだろうから
当日まで秘密、まぁサプライズみたいな感じだな


三つ目、最後の約束はママのお手伝いを必ず一つする

これって約束の定番だよな
だけど使いたくなってしまった



だけど銀星は真剣な顔で最後まで俺の話しを聞いて

そして『はい!!』って答えた


「これは男同士の誓いだからな。」


「チカイって??」


「うーん、誓いは約束の事かな」


「うん!!オトコドウシのヤクチョクだね!!ぼくまもるよ!!」


「よぉぉし。じゃあ約束の指切りな。」


銀星の頭を優しく撫でたあと
そっと右手を指切りの形で出した


銀星は嬉しそうに左手をだして俺の指に絡ませた


小さなその手をギュッと握って

指切りをした