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…和Dining 和み亭、


「何だよ、一人で来るなんて珍しいな?」


開店前の店内で、荘和が仕込みをしながら


桜汰に話しかけた


「何だよ、それッ、、」


苦笑いをしながら、荘和が煎れてくれたコーヒーに口をつける


「本当だろ?最近は、花穂ちゃんと銀星が居るときしか来ないだろ…」


「そぉ、、だよなッ、、」


荘和の言葉に、桜汰は苦笑いを浮かべた


「で、、、なんの用だ??」


仕込みを手を休めることなく、桜汰に聞く


「あぁ…………」


「何もなきゃ来ないだろ?言えよ、、」


話す事を躊躇する桜汰


荘和は分かってる


桜汰が何を言いに来たのか



だけど、あえて桜汰の口から聞き出そうとした



「何かを決心したんだろ?」


「荘和、、、」


「それとも、急に恐くなった、、とか??」


包丁を下に降ろし、真っ直ぐに桜汰を見た