何で……意味分かんないよ…



何が起こるのか不安なまま、一人違う部屋へと通される



「あの、、これから何が、」


「花穂様、とにかく時間がございませんのでこちらに座って頂けますか?」


鏡の前に置かれた椅子を、女のスタッフさんが丁寧に引いてくれた


「はい………」


渋々座ると、違う女のスタッフさんが入ってきて


「でわ、始めま〜す♪」


えっ!!!


−−−


−−−−



−−−−−−




−−−−−−−30分後、、





「あの、、、これって、、」



鏡の前の自分に愕然とする


「さぁ、木村様がお待ちですので急ぎましょう♪」



転ばないように手を引かれ




大きな扉をくぐる





一歩、、


また一歩と踏み出すたびに



ドキ、、


ドキ、、、、、って



高鳴る鼓動




本当に……



こんな事…………



真っ白の建物


屋根の上に立てられた十字架



髪につけられた小さなティアラ



真っ白で背中には大きなリボン


裾にはレースがたくさん散りばめられた



「では、開きます♪」



−キィィィ………



ウェデイングドレス、、、



「新婦様の入場です!!」


バージンロートの向こうに



桜汰君と銀星の姿が見えた