水族館でデジカメにたくさん写真を収めた
イルカショーを目の前で見てる姿
壁一面に広がる大きな水槽の中を、悠々と泳ぐジンベイザメ
銀星は近くを泳ぐ亀に夢中で、ガラスに顔を貼付けていた
3人で歩きながら手を繋いで
たくさん見て廻って
気づいたら、帰る時間になってた
「一日なんて、あっという間だなぁ、、、」
ホテルに向かう帰り道、桜汰君が囁いた
「うん、明日は10時には出なくちゃね。」
飛行機の時間があるから
明日はゆっくり出来ないんだよね
「あしたかえるの、イヤだな…」
「楽しかったか?銀星。」
「うん、すごく!!」
ミラー越しに笑い掛ける銀星の顔は、遠足が終わった帰り道みたいに少し寂しそうに見える
「また、連れて来てやるよ♪なっ!!約束、、」
「うん、オウタ!ヤクチョクだよ!!」
「おぅ!」
信号が赤で止まって
桜汰君は後ろを向いて、銀星と指切りをした