ビーチでたくさん泳いだり、遊んだりしたあと
車で美ら海水族館に出掛けた
行きの車の中で銀星はお昼寝
寝息をスースー立てて気持ち良さそうにしてる
「道路が東京より広いね、、」
窓を少しだけ開けてみた
隙間から暑い風が入り込んでくる
「本当だな、、明日帰るんだと思うとさ、帰りたくなくなるよなぁ…………」
沖縄に流れる時間は
この地方に流れる音楽みたいに緩やかで
せわしなく人が行き来する都会にはない穏やかさがあった
そんな空間が心も身体も癒してくれるから
桜汰君じゃないけど
このまま
ずっと、ここに居たくなる
「また来たいね、沖縄、、」
「あぁ…また来ような。」
未来への約束
当たり前の事だけど
桜汰君と先の事を話すのが、どんな事より幸せなんだよ
水族館に着くまで眠りについていた銀星を起こさないように
車はゆっくりと
走って行った