「よ、よろしくお願いします・・・」


「天地大樹、
よろしく。
同じ年なんだから
敬語やめたら?」


「は、あ・・・うん」


最初は少し冷たい印象だったけど、教科書を見せてくれたり、何かと世話を焼いてくれた。

私は(こんなかっこいい人が世の中に居るのか~)
なんて思いながら横目で彼の長いまつげを見たりしていた。


(すごく…綺麗な男の子だなあ・・・)


ふと、そんな事を考えてた自分が恥ずかしくて目をそらした。