彼は、ざわざわして
いる教室の中で、
聞こえるか、聞こえ
ないかくらいの
小さな声で返事をし、
私にわかるように手を上げた。

「えー!
天地君の隣?!」

「超ラッキー
じゃん!」

女子が騒ぎ出す。

天地君は、ビックリ
するくらいカッコよかった。


中世的な顔と、

栗色の髪・・・

眼鏡が良く似合ってる。