「ところで小鳩、天地と仲が良いって女子達の中で噂になってたわよ」

「席が隣なだけで仲良くなんて無いけど・・・?」

「なーんか天地、小鳩には世話やいてるカンジに見えるよ」

「初日に先生に私の事頼まれたからじゃない?」

あははと私は笑う。

「・・・仮に天地が小鳩にちょっと気があっても、このぽーっとしたカンジじゃちょっと無理かもね」

「ん?」

「なーんでもなーい」

パクっとお弁当のから揚げを食べながら志保は笑う。