ドクンドクン

だいぶ離れたとこで山瀬は止まった。


山瀬はさっきの怒りの顔が嘘のように


「ったく遅いと思ったからビックリしたぜー!!お前を1人にさせちゃ駄目だな!!さっきはゴメンな。ちょっと昔色々あってな。
それより大丈夫?なんもされてないか?」

とペラペラと喋る山瀬。

「うん大丈夫!!」

私が笑ってみせると、山瀬はホッとした。

あ、

手!!!

ばたばたと離した私は顔があつい

山瀬はいつもどうりに

「照れんなよー!!」

と笑っていた。

と同時に、

「もうすぐ花火の時間だねー」

と言う話し声がきこえた