もう一度言おうとしたら相手が言った。 「よぉ…」 ライの声だ。 あたしはライの声を聞いた瞬間、起き上がった。 『ライ?何で…番号』 「由美さんから聞いた」 『そっか、お母さんから』 あたしとライは途中で会話が途切れた。 何を喋っていいかなかなか言葉がでてこない。