『今からですか?あー…ごめんなさい。今からバイト先に行かなくちゃいけないんです』 「バイト?何かしてるのか?」 『あたし、将来は歌手になりたいんです。それに近づけるように自分で作詞・作曲してバイト先で歌わせてもらってるんです』 「凄いな、俺も行っていい?」 『葉挫眞さんがですか?』 「うん、渚の歌聴いてみたいし。家まで迎えに行くよ」 『そんな悪いですよ。昨日も家まで送ってもらったばかりなのに…』