「おつかれー」 控え室に戻るとスタッフのみんなが声をかけてくれた。 『お疲れさまです』 あたしはそう言って軽く頭を下げた。 「あ、渚ちゃん。渚ちゃんに渡して下さいって」 そして、女性のスタッフさんがあたしに1枚の手紙を差し出した。