「そか…ライが決めたなら、悔しいけど何も言わない。でも、これはあたしから絶対のお願い!」


由香里さんは真剣な顔でライに言った。


「もし、渚ちゃんが歌手になったら、一度でもいいから渚ちゃんに逢いに行って、歌を聴いてあげて。渚ちゃんが1番聴いてほしい人はライだから」


「由香里さん…でも…」


「絶対よ!いーい?」


「…はい」