我慢していた涙があふれだし、それでも笑顔で言った。


「渚…。忘れない、絶対に忘れないよ…今日はありがとな。渚、これからも夢に向かって頑張れよ」


そう言ってライはあたしの頭を撫でた。

『うん…ばいばい、あたしの初恋の人』

「え?」

『なんでもない…』


そして、あたしとライは家に帰った。


その夜、あたしはベッドで泣き疲れ、寝た。