『あたしには逢わなくていいから…でも、お母さん、お父さん…由香里さんやみんなには時々でもいいから…顔見せるんだよ。それだけでライはちゃんと元気でやってるんだってわかるから。でも…』 そして、あたしはもっと手を強く握った。 『逢わなくても…あたしのこと忘れないでね』