ライはなかなか見てくれない。
あたしの格好…変だったかな。
あたしがどうしたらいいか困っていると、由香里さんがライの両肩をポンとたたいた。


「ラーイっ。ほら、渚ちゃん」
由香里さんの言葉にライはあたしの方を見た。

あたしの方を見た瞬間、ライは驚いた様子であたしを見た。

『ライ?』

あたしはおそるおそる言った。

「きれいだな…」

『え?あー…このドレス着てるからかな?』


あたしは照れくさくなって、ライから目をそらした。