「……どうして?」

「もう…俺のことは忘れてると思ってた」


「何でそんなこと言うの?」


「忘れてほしかった…」

今にも泣きそうな声でライは言った。


由香里さんはそんなライを見てお皿を整理するのをやめ、向かい側に座った。