『ライ…その話はやめよ』

「何で?」


あたしの言葉にライは不機嫌そうに言った。


『小さい頃の話はいいよ…ライにとっては懐かしい話かも知れないけど、ね?ほら、リビングに戻ろっか。お母さんが何か作ってたし』


あたしは部屋のドアを開け、出ようとした。