雲雀はゆっくりとこちらを振り向く。



「…奏?」



「うん…っ雲雀…っ!!!」



はぁはぁ…
あたしは肩で呼吸をする。



「奏…あいつとヨリ戻したんじゃねぇの?」


違うよ、そう言おうとした時、雲雀に遮られた。


「ヨリ戻したなら、もう俺に近寄んなよ。」



冷たい目と冷たい言葉。


目に涙が溜まる。