「あたしは雲雀が好きなの!! 雄太はそれに気付いて別れてくれたの!! 竜なんて、あたしの気持ち、これっぽちも考えてないじゃない!!」 あたしの頬に一筋の涙がこぼれた。 裏門からこの時間に帰る人はいない。 雲雀はこっちの方が家が近いから裏門から帰っている。