「…おおー…」 麻子が感心したような、 驚いたような表情で紙とあたしを交互に見る。 「奏、放課後行ってみなよ。あたしもついてくし。」 「えぇー?めんどくさぁい!!家帰って、早くケーキ食べたいんだもん。」 「だーめ。絶対行くのっ!!あたしも行くって言ってるでしょ?」 「うぅ…わかったよお」 あたしは麻子に負けて、行く事にした。