「居ねぇ…」



玄関に着いても先輩の姿は無かった


まだ来て無かったのかよ、



「待つの嫌いなのに…」


適当に自販機でジュースを買って下駄箱の前に座って先輩を待ってたら



─ブーブー



ポケットの中で携帯が震えた


携帯のメール受信ボックスを開くと亜稀先輩からだった



「はっ?」



“ごめん、今日ダメになった”


って…マジかよ……



待ってたのに……もっと早く言えよ