彼女は常に未来に向かって"詩"を書いてくれる。

それに対して未来は感想を書く…といったようなことを繰り返していた。

"
キミの頬を滴る水に
キミの近くを吹き抜ける風
遠くでしか見れない私は
それにさえ嫉妬する

"
滴る水か…

自分の頬から水泳の名残で流れる水を感じてリアルに想像する。
どんなに近くにいても風より近くになんて行けるわけがない。

それに嫉妬する、というのが可愛いらしくも相手への強い想いを感じて小さく笑った。

その下にいつものように感想を書く。