興味を持ったのは、高校2年生になってすぐのこと。

まだ涼しかった教室で、それでも授業に飽きた未来は少し寝ようかと机に視線を落とした。

そこに、偶然見つけてしまったのだ。

女の子らしい小さくて綺麗な字が並ぶ、可愛いらしい詩。

何気なく書かれたのだろうその数行だが、未来の目を覚ますのには十分だった。

興味、以外の何でもない。

この文章に何か自分の意見を書きたくて仕方なかった。

散々悩んだ挙げ句に"分かります。"その一言だけを下に書く。

こうして、この不思議な関係は夏になった今でも続いている。