「おぅ―いけねぇ…忘れる所だった;すまんな」

と言うと立ち止まり自分が羽織っていた黒い羽織をフワッ―と花音の肩に掛けた。



「あまり手足出してたら襲われるからな―…それに肌寒いのにそんな薄いのじゃ寒いだろうしなぁ…


それ羽織っといたらいくらかましだからな…。」



そう言うとまた歩きだした。