「まぁ、いい…今から帰るぞ――。立てるか?!」




「はいっ――…。



――イテッッ;」
足が痺れてたの忘れてた;

「ちょっと…待って下さい;足が痺れてしまって―。」

足が痺れたままフラリと立った。
砂をはたき、足踏みしながら足の痺れが去るのを待った。





―――あはっっッはッ


葉月さんがいきなり笑いだした。