思いきって葉月に聞いてみる事にした

「此処ってどこなの?」

葉月は不思議そうに首を傾げながら

「京だぜ。」

京…?京都の事か?!なぜに京都に私は居るのか…そして今では絶対に“京”なんて言わない。

また花音の頭には
“タイムスリップ”という言葉がよぎる―。

(まさかッ…)

「あの~今は何年ですか?」

「お前おかしなこと聞くな~さっきから大丈夫か?
今は、文久3年だろが!」

「…ッ!!」

まぢかよマヂかよ…
幕末じゃん―
なんでこんな時代に?
タイムスリップしたわけェエ



ありえないぃぃぃ―