教室に着くと、先生は1枚のプリントを持ち教壇に立った。


「んじゃー先生が席言うから順番に座ってー」


「小林さん、佐藤さん」


先生は次々生徒の名前を読み上げていった。


「鮎川」


あたしの名前だ!!


急いで席についた。


隣は誰だれだろうあたしはドキドキしながら待っていた。


「大橋君」


名前が呼ばれ、大橋は大きな声で返事をしてあたしの隣に座った。


大橋はあたしの顔を見た。


「鮎川、よろしくな」


そう言い握手を求めてきた。


「あ~うん」


あたしは手を出し大橋と握手した。