「まぁ、そんな事はどーでもいいんだよ。」

「そだね。」

あたしは、少しブレる画面を見ながら思った。

「どっかで見た事ある顔。」

あたしが思ったコトを隆斗がそっくりそのまま言った。

「やっぱり!?」

「俺も思ったんだけど誰だかわかんねぇ。」

「あたしも。」

「まぁさ、思い出してくれ。メンドクセーし。」

そう言って隆斗が出て行こうとした。

「ビデオは~~??」

「お前に預けとく。」

「分かった~~。」


あたしが気付かないなんておかしいのに…。