「はぁ疲れた。」

いろんな物が無造作に詰め込まれたエナメルを肩に下げ、ゆっくりと家に向かって歩き出した。

そんなとき…

「そ~~ら~~」

誰かがあたしを呼んだ。

「ん??」

後ろを振り向くとそこには隆斗がいた。

「よっ。」

「うん。ってどしたの?」

「お前の家今日いけるか?」

「いけるけど…。ひーちゃん(隆斗の彼女)は?」

「陽乃は今日用事でいねぇ。」

「あんた浮気??」

「お前みたいないろんな意味でバカは興味ねぇ。」

「隆斗もつくづくひどいね。」