とうとう今週の日曜日。

1人寂しく体育館に入って、だいたいいつもするメニューですることにした。

先輩もいないことだし、ボールに触る時間を増やした。


ゴォォン


ボールがリングにあたって落ちる音がむなしく響いた。

何本シュート練習したんだろ?

いつの間にかそこら中にボールが転がっていた。

1つ1つ拾い上げてまたシュート練習。

誰もいない事をプラスに取ると、誰に注意されないんだ!!

あたしはだんだんシュート練習が楽しくなっていた。


この練習を見ている人がいたなんて、あたしはシュートに夢中で気付かなかった。

気付いてれば、もっと時間は早く流れてたのかもしれない。

まぁ逆に言えば、プラスに進みかけた未来はマイナスに向かったかもしれない。

今となっては、誰も分からない事実なんだ。。。