あたしはそれからどうなったか分からない。

目が覚めた時には、家のベッドに寝転がっていたから。


「おかあさ~ん?」

「おはよう。空。大丈夫??」

「あたしなんでここにいるの?」

「昨日、柚子の肩にもたれかかって帰ってきたじゃない。」

「そ~なんだ。」


昨日のコトは何かを境に覚えてない。

お母さんも、「何があったか言えるようになったら言って」と言ってくれた。

みぞおちには、少しだけあざがあったし、今日はずっとごろごろする事にした。