「空~~」

誰かに呼ばれた気がして振り向くと、隣のクラスの柚子が立っていた。


柚子は白い肌にショートより少し長いモカブラウン色の髪の毛。
気合の入った時の2つくくりは、女の子でも惹きつけらる程。

あたしとは、幼稚園年少組から一緒で、よき理解者でもある。

2人で小4から始めたバスケも今でも続けてる。
先月、近くの体育館で行った練習試合も勝てた。
先生や先輩からも「期待の星」って呼ばれてる。

とは言っても、おバカってコトも有名なハナシ。


まぁ、柚子もあたしもおんなじコト考えてる。


「バスケができればそれでいい。」