「アノ場所」ってのは、あたしらの暇つぶし・・・って言うか、溜まり場みたいになってる。

カラン、カラン

ドアの上の方に付いてる鐘?みたいなものがゆれた。

「いらっしゃい~。」

あたし達を向かえたのは、サッカー観戦をしてる店員だった。

ゆっくり後ろを振り向いたその店員は、

「やっぱりお前らか」

と笑いながら言った。

「あたしらですよ~~」

そう言いながら、いつもの席に座った。

「この時間帯は、お前らしか来ないしなぁ」