「柚子!!」

あたしが柚子を慰めてた時・・・

後ろで、誰かの声がした。

2人が振り向くと、陸がいた。

「陸・・・」

陸は柚子をがっちりと抱きしめた。

あたしはすっとそこから少し離れた所に退いた。


「どして来たの?」

「雪也から全部聞いた。」

「雪也・・・」

「ゴメンな、マヂで。
 言い訳してもいい??」

「・・・」


柚子は小さく頷いた。

少し手を緩めた陸は理由を話し始めた。