世界を色で見る力も、感情も、そして処女まで・・・



でもまだ少しだけある。


友達と家族。



それだけだけど。



時計がジリリリと鳴ったので止めた。



時間は6時。



階段をおりてキッチンへいくと朝ごはんが並んでた。



お母さんがなにかつくってる。



あたしはイスに座り料理を食べる。



これがおいしいのかよくわからない。



色もないし味もしない。


ゆいつわかるのは形やなにかにつけるということからしてそばということだけ。



昨日の残りなんじゃないかな?



あたしは食べてないからわかんない。



「今日寝坊したから昨日の残りものだわ」



お母さんがいいやっぱりかと思った。



これだけでもわかってよかったと内心ホッとしてる。