『起き上がったらダメだからね!』
冷凍庫から氷まくらを取り出しながら,あたしはピシャリと言い放った。
『…わかってるよ。うるさいな。頭が割れる…』
とか言ってるけど,半日寝たら熱はさがったみたいだ。
これであたしも一安心。
ジュン,今朝のはもう勘弁だよ。
『なんか食いたい。作って。』
さっきみたいな必死に訴えるような声ではなく,むしろどうでもいいんじゃないかと思えるほどだるそうな感じでジュンはあたしに言った。
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