これは私が生まれて ちょうど13度目の春だったかな。 初めて着る制服にみをつつみ、新しい一歩を踏み出そうとしていた。 「おはよう!」 元気よく挨拶をするのは私の友達の佳奈。 「おはよう」 私はいつも朝からはテンションは高くない。 「ってか今日は念願の中学生デビューだよ―。 かなり不安だし」 そう。今日は私達が中学生になる日なんだ。 正直、上下関係とか色々と初めてだから不安。