家に帰ると、もう夕飯の準備がしてあった。


あたしの家は、この辺じゃ一番おっきい。

たまに、家に泊まる人もいるからおっきくしたらしいんだけどね!!


「維千君。どうだった?ここは。」

「はい。とてもいい場所ですね。」


っと、維千君は笑いながら返事をした。


「君が維千君?」


っと、パパの後ろからお兄ちゃんが出てきた。

お兄ちゃんはあたしの7歳上で結婚もしている。


「あれ?お兄ちゃん帰ってきたの?」


っと、言うと笑いながらうなずいた。