「…」



何時間かたって

飯できたから咲姫を呼びにいく

自分で作るとか…

まぁ、何事もある程度できるほうだから

家になった料理本なんかみたら

意外とすぐできた



「…はぁ…」




咲姫のドアを開ける前に深呼吸する

とりあえず今は普通にしなくちゃ…




「がちゃ」




ゆっくりとドアを開けると



「…あ」




咲姫と目があった



…起きてたのか…




「飯できたけど、食える?」



普通のトーンで普通の会話

…なに俺…緊張してンのか…?


「あ、うん」




ただそれだけの会話なのに

まじで死ぬかと思った…

なにこれ…俺おかしいかも…