[THUBASA]
「…留守電電話サービスに…」
…なに家にかけてんだ…俺
朝も見なかったし
なんか…気になったんだ…馬鹿みてぇ
「ピーーーーーーーーッ」
高っけぇ音…
「俺」
もしかしたらもうどっか出かけたかもしれない
でももしかしたら…なんて
『…もしもし』
…でたしww
『なんかあったんですか?』
…別になにもないけどね?
ってかなんか声おかしくね?
「咲姫?」
『ガチャッ!!』
…は?
「咲姫!?」
声も聞こえなくなる
「…ごめん!!俺帰るわッ!!」
ユイに言いながら家を出る
「おー」
後ろでかすかにきこえる
「ガチャッ」
勢いよくドアをあける
階段をかけあがったせいでかなり息があがった
でもそんなことどぉでもよかった
とにかく…
「咲姫ッ!!」
リビングで倒れている咲姫をみつけた
「…おいッ」
反応はなし…
触れると熱がある
…ここにいるわけにもしかたないし…