椎葉さんの家はあたしの家から結構近くて

歩くのが遅いあたしがあるっても

20分くらいで着いた



「…202…椎葉…」



マンションの階段をあがり奥から2番目

ドアの横には「亜純」の文字の表札…

…椎葉って苗字じゃなかったんだ…



「ピンポーーーーーーーン」



少しどきどきしながら鳴らしたチャイム

これから息子さんと住むのかぁ…いい人かなぁ

てか2ヶ月ちょっと一緒に住むんだもんね!

ちゃんと挨拶しないと!!


「ガちゃ」



重い扉がゆっくり開く 腕が少し見えた





「あの!」




開ききる前にあたしは頭を下げて言った




「あ、あたし、桐竹咲姫です!!

これから1ヶ月よろしく願いします!!」



ただ…あたしはきちんのあいさつしたのに

あたしが頭を上げる前に上から声が振ってきた…





「…なにこの不細工」



「え?」




思ってもみない言葉だったから驚いて顔をあげたら…





…不良…?