「別に反対なんてしてないのよ?」




「は!?でも俺殴られたしッ」




そ、そうだよッ!!

翼、椎葉さんに殴られて!!





「…あれは…カッとなった」



「はぁ?」



「お前、本当に咲姫チャンのこと好きなのか?」




「…は?なんの確認?」





「…お前、本気で好きなのか?」






真剣な椎葉さんの目が翼をとらえる

…どうゆう意味?






「あたりめぇーだよ、まじ惚れしてる」





そういうと翼はあたしと視線を絡ませ笑った





「いいんだ、それなら

よし、姫子サンッ夏休みもあと少しあるし

2人は仲良くやっているみたいだから俺らも戻ろう」




「そうですね」



そういうと

椎葉さんとお母さんはまた玄関に戻った




…それならッ




「ン?なした?咲姫」




あたしは翼を好きなままでいいってことですねッッ