「…で、なんだ?」





翼としゃべっていて忘れていたけど

椎葉さんとお母さんいるんだったッッ!!




「あの…ごめんなさいッあたし…

翼のこと好きでッッ」





「…謝る必要なんてないわ」




「え?」「え」




なななッなんでッ!?





「俺と姫子サンは結婚しないことにしたんだ」




「え」「え」





椎葉さんの言葉に

あたしはかたまった

きっと翼もそうだろうと思った







「なッなんで結婚しないんですかッ!?」





も、もしかしてあたしが…




「そうじゃないよ、ただ結婚しなくてもそばに

いられるからな」





「え…じゃあ…」