「…お前ら馬鹿じゃね?」





「は!?」「は!?」





翼が鼻で笑うのが頭の上で聞こえた





「…咲姫…」




「…え…ンッッ」





翼が名前を呼んだかと思うと

唇になにかがあたるのが感じた





「…ンアッ…ふぅ…ン…」




道端だというのに

しかも人の多いスーパーの前だというのに




「…ンンッ」





翼があたしにキスしてきた

しかも…舌いれてきてるんですけど!!





「…ンッッふ…」





うまく息ができなくて口をあける




「…可愛い」



耳元で翼がつぶやくのがわかった


いつのまにか男につかまれていた腕は自由になっていた