「…そっか…残念だなぁ?」


「え?」



残念?何が…?


「もしもおやじとあんたんとこの

姫子サン、結婚したら俺ら兄弟になるんだよ?」


「…」


そうですよね…ってそれがなした!?


「兄弟になるのにキスとかしたらやばくない?」


「や、ばいですよね…だ、だから?」


「昨日も今日もしちゃったじゃん?」


しちゃったってゆうか勝手にしたんでしょ!?


「もしも今、咲姫からキスしてくれなかったら






 

キスしたことばらすから」



「…はい!?」



「結婚。取り消しにしてもらおうかな?」


「え…」


「俺がいやだって言えば結婚しないだろうなぁ」



「…」


「どぉする?」



椎葉さんの話をしていた一昨日の夜

幸せそうに笑っていた

多分一緒にいたい、結婚したいと思っているはず…




「…し、します…」





本当はしたくなんかないけど…

お母さんに幸せになってもらいたいもん…



…お母さんの幸せとあたしの不幸は

どぉやら比例しているみたいです…