「…ッ」



布団にはいると

生あたたかった

翼の体温だった



「咲姫」




「…」



視線が重なりあう

…嫌だよ…

大好きだよ…

翼…



「つ…ばさッ…」



「今考えてることいってみ?」




翼の優しい声に涙が出そうになった



「…ッ」



「ちゃんと聞いてるから」



「…う…ん…ッあたし…ね」




「うん」



「あたし…本当に好きだよ…」



「うん」




でも・・・

でも翼は違うでしょ・・・