「がちゃ」




勝手に咲姫の部屋のドアを開ける

まぁ、俺ン家だしねー♪




「…咲姫?」




「…つ…ッ」




目の前にはうなされてる咲姫

てかいっつもうなされてね?

どんな夢見てるわけ?




「…つ…つばさ…ッ」




「え?」




なに…

俺の名前呼んだりするわけ?

そんなうなされるくらい

俺の名前呼ぶわけ?

…悔しいけど…名前呼んであげるよ






「…咲姫」




あ、ちょっとやばい…



「…」



つかんだ手が柔らかすぎて

そのままとけてなくなってしまいそうだった




「…あれ…」



「咲姫?」



「わッ!!??翼さん!?」





…また翼さんですか?