暴走が終わり、倉庫に帰ったら
何か様子がおかしかった。
羅蝶の倉庫の中に・・・
対立していた
覇滅の族がいた・・・
「おいあんたら。うちらの倉庫に勝手に入るとは良い度胸してんじゃん?」
あたしは覇滅の奴等に向かって言った。
正直、覇滅は厄介なグループだった。
汚い手を平気で使ってくる。
それに、トップの奴等が何かと強い・・・・
向こうは500・・・
こっちは300だ・・・
人数的にも厳しかった。
「羅蝶さんよお、そんな女総長じゃなく、俺等の下につけや」
向こうの総長が顔を出した。
「ああ?誰かてめえらの族に行くかよ」
あたしと同い年でうちのNo.3の庄司が言った。
「んな強がってられんのも今のうちだぜ」
ゾクッ
嫌な予感がした。
「縄張り合戦の始まりだなっ・・・うらああああ!」
向こうから仕掛けてきた。
紛争の始まりだ・・・